メトラッセコラム
無香料だけが良いとは限らない?香りがスキンケアに与えるメリット

毎日使用するスキンケア用品は、どのような香りのものを使用していますか?「お肌に直接触れるものだから、安心して使用できる無香料のものを!」という方も多いかと思いますが、実は無香料だけが肌に良いとは限らないんです。今回は、香りがスキンケアに与えるメリットについてご紹介します。
香りつきはNGと思いこんでいませんか?
香料は化学物質だから身体に良くない、無香料が1番良い、という意見を耳にする機会は多いと思いますが、必ずしもそうであるとは限りません。
香料には、天然物質から得られるもの(天然香料)と、人工的に合成されたもの(合成香料)があります。香りの成分自体が化学物質であることはたしかですが、それだけで「身体に良くない」と判断することはできません。お米が炊ける良い香りも、自然に咲いている花の香りも、洗濯物の生乾き臭も、すべて化学的な反応によって生まれた「化合物」であることに変わりはないためです。
また、スキンケア用品に使用される香料は、原料の調達から出荷に至るまで、薬機法をはじめとした法律や、ヨーロッパをはじめ日本やアメリカなども参加している「IFRA(国際香粧品香料協会)」の定めた業界基準などによって安全性が確保されています。
香りは、私たちに良い影響をもたらすことが知られています。上手にスキンケアに取り入れれば、私たちの強い味方になってくれることでしょう。
良い香りは私たちにどんな影響をもたらしているの?
良い香りを嗅いでリラックスできたり、気分をリフレッシュできたりした、という経験のある方は多いと思います。しかしなぜ香りが気分に影響するのでしょうか。
香りを感じるメカニズム
まずは、私たちが香りを感じるメカニズムを簡単にご紹介します。
香りは、鼻に入ると粘膜にある嗅覚器官を刺激します。その刺激によって発生した電気信号が、嗅神経(嗅覚を司る神経)や嗅球(香りを感知する脳の組織)、大脳辺縁系(自律神経や感情、記憶に関する部分の総称)に送られて、香りを感じることができるのです。
良い香りがスキンケアに与える影響
嗅覚に関わる脳の組織は、自律神経や感情に関与しています。そのため、香りによって気分が左右されることがあるのです。これは、香りがスキンケアにメリットを与えると考えられる理由の1つではないでしょうか。なぜなら、気分の変化はお肌の状態に影響する可能性があるといわれているためです。
良い香りは、リラックス効果やリフレッシュ効果が期待されています。ストレスは、お肌、特に角質のバリア機能に影響するといわれているため、香りで気分転換を図ることは、健やかなお肌を保つのに役立ちます。
ここからは、リラックス効果が期待されている香りを2つご紹介します。
リラックスしたいときにオススメの香り
「サンダルウッド(白檀)」
サンダルウッドは白檀(ビャクダン)とも呼ばれており、古くから香木(お香の原料)として利用されてきました。
ウッディで深みのある甘い香りが特徴で、「扇子」のほのかな香り、というとピンとくる方もいるでしょう。日本人にとっては馴染み深い香りかもしれません。
「ゼラニウム」
ヨーロッパなどで、薬草として親しまれているゼラニウム。ふわりとした軽やかさがある、バラに似た香りが特徴的です。
バラに似ているものの、バラほど強い香りではないため、「バラの香りは嫌いではないけど、香りが重たくてちょっと苦手」と感じている方にもオススメです。
まとめ
香りがスキンケアに与えるメリットについてご紹介しました。
香りで気分転換する方がいることはよく知られていますが、美容にも影響する可能性があることは知らなかった、という方もいるのではないでしょうか。これからは、日々のスキンケアにもぜひ香りを取り入れてみてくださいね。
なお、香りにはさまざまな効果が期待されていますが、その効果の程度は個人の好みによっても左右されるといわれています。オススメした香り以外にも、自分好みの香りを探してみてはいかがでしょうか。
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