メトラッセコラム
下腹のたるみは脂肪だけじゃない?お腹が出てしまう原因と対策

いつの間にかぽっこりと出てしまったお腹。
「ダイエットしてもなぜか下腹だけが残ってしまう……」と悩んでいる女性は多いのではないでしょうか。
女性は年齢に関係なくお腹に脂肪がつくことが多く、下腹も皮下脂肪が原因と思いがちです。しかし、下腹のたるみには、皮下脂肪だけでなく女性特有の病気などさまざまな原因があると考えられます。
そこで今回は、気になる下腹やお腹が出てしまう原因とその対策をご紹介します。
お腹が出てしまう原因
そもそもなぜ、ぽっこりお腹になってしまうのでしょうか?ここでは、お腹が出てしまう代表的な原因をご紹介します。
【1】加齢や筋力の低下
加齢や運動不足などの筋力低下により、内蔵が正常の位置をキープできず、ぽっこりと下腹が出てしまいます。
【2】皮下脂肪
ストレスによる暴飲暴食や、食生活の乱れによる過度なカロリー摂取により、皮下脂肪がついてしまうこともあります。
【3】姿勢が悪い・猫背
姿勢が悪かったり、猫背だったりする場合、正しい姿勢をキープすることができません。
その結果、お腹の筋肉が使われなくなり、脂肪がつきやすくなります。
加えて、背中が丸くなるため、さらにお腹が出やすくなってしまいます。
【4】骨盤の開きやゆがみ
ゆがんだ骨盤は正常に骨盤の開閉が行われず、開いたまま硬直していることも。
そのため、内蔵が本来の位置とは別の場所へ下がってしまい、お腹が出てしまいます。
【5】むくみ腸
顔や足がむくむのと同じように、腸に水分がたまると腸もむくんでしまうことがあります。
むくみ腸になると、便が正常に排出されず便秘を引き起こしたり、「悪玉菌」が増えたりするため、消化機能の低下につながります。栄養がしっかり吸収されず、脂肪としてお腹に残ってしまうので、食事制限をしても効果が出にくくなるのです。
【6】婦人科系の病気
女性のお腹には、女性にしかない子宮や卵巣などの臓器があります。その部分が病気になるとお腹が出てしまいます。
ぽっこり下腹を見分けるポイント
女性はダイエットをしても、お腹だけがぽっこりと残ってしまう場合があります。
そのため、下腹が出ていると「太った」「脂肪がついた」と勘違いしがちです。もちろん皮下脂肪でお腹がぽっこりと出てしまっている場合も考えられますが、腸内環境の不調や婦人科系の病気の可能性もあります。
自分自身でお腹を触り、下腹にしこりや硬さを感じたときは内科や婦人科を受診することをオススメします。
ぽっこり下腹の対策
ぽっこりとお腹が出てしまう原因は、皮下脂肪だけではなく、他の原因も考えられます。
ダイエットをやみくもにするのではなく、下腹が出てしまっている原因に合わせた対策を行うことが大切です。
皮下脂肪には有酸素運動
皮下脂肪は内臓脂肪とは違い、脂肪が落ちにくいという特徴があります。毎日の運動は大切ですが、筋トレや激しい無酸素運動は効果が期待できません。
皮下脂肪は消費されなかったエネルギーを貯蓄した塊です。貯蓄した大きなエネルギーを一気に消費させることは難しいため、毎日一定時間軽い運動を続けることが一番の近道。
そのため、ジョギングやウォーキングなどの「有酸素運動」が効果的だといえます。また、脂質や糖質の高いものはできるだけ避けることもポイントです。
正しい姿勢を維持する
骨盤のゆがみや開きが原因の場合は、骨盤矯正を行うことでぽっこりお腹を改善することができます。猫背により曲がった姿勢を正すことを長時間続けるだけで、骨盤に与える負荷が減り、正常化させることも。即効性を求める場合は、同時に骨盤矯正グッズや整体に通うと効果が出やすいでしょう。
さらに、正しい姿勢をキープすることにより、インナーマッスルを鍛えることにもつながります。筋力が低下して内臓の位置が下がってしまっている方も、正しい姿勢で生活をすることにより、自然に内臓を支える役割のインナーマッスルを鍛えることが可能です。
悪い姿勢の癖がつくと正しい姿勢に戻すのに時間がかかりますが、時間をかけて正しい姿勢に戻し、下腹もすっきりさせましょう。
むくみ腸には大腸マッサージ
むくみ腸は、顔や足と同じく、腸に水分がたまりむくんでいる状態のことをいいます。
顔や足と同じく、腸もマッサージをしてむくみを取り除いてあげましょう。
大腸マッサージ方法
1.右手で右腰骨の脇をもち、左手は左の助骨の下をもちます。
2.指の腹を使い、3分程よくもみほぐしましょう。
大腸を刺激するマッサージをすることで大腸の動きを活発にし、水分や老廃物、便の排出を促します。むくみ腸はもちろん、便秘や下痢、ぽっこりお腹の解消が期待できますよ。
まとめ
今回は、ぽっこりと出たお腹の原因とその対策をご紹介しました。
お腹が出てしまう原因は、脂肪だけでありません。姿勢やむくみ腸などお腹が出る原因はさまざまです。中には女性特有の婦人科系の病気も潜んでいることもあるため、太ったと気落ちせず原因を探ることが大切です。
特に多いのは、骨盤のゆがみや猫背など姿勢の悪さからくるもの。癖づいた姿勢を直すのは時間がかかりますが、姿勢を正しすっきりとしたスタイルを保っていきましょう。