メトラッセコラム

2018.04.06

身体がだるい、眠い…春に起こるさまざまな悩みは「春バテ」が原因かも!

春バテ

春は1年のうちで、気温の寒暖差が激しい季節。また、新生活が始まった緊張感も加わって、身体がだるかったり眠かったりなどの不調を感じている方も多いでしょう。
今回は、春に起こるさまざまな身体の不調、「春バテ」の原因や対策についてご紹介します。

春に起こる身体の不調「春バテ」

春特有の寒暖差や生活環境の変化がストレスとなり、自律神経の乱れや身体の不調が表れることを「春バテ」といいます。他にも、日中の眠気や目覚めの悪さ、夜なかなか眠れないといった睡眠に関わる不調も春バテの症状です。

「春バテ」は自律神経の乱れが原因?

自律神経は、身体にあるすべての器官の働きをコントロールする神経で、身体の活動時や昼間に活発になる交感神経と、リラックス時や夜に活発になる副交感神経があります。
これら2つの神経のバランスが崩れることが「自律神経の乱れ」であり、結果として身体の不調につながります。

では、自律神経はどのようなときにバランスを崩してしまうのでしょうか。具体的な原因や症状について以下にまとめました。

春特有の気象

人間の身体は激しい寒暖差に対応するために、多くのエネルギーを消耗しながら交感神経を活発にさせます。エネルギーの消耗は体力面にも大きな影響を与え、疲れを感じやすくなったりだるさが抜けなかったりするのです。また、薄着になる機会が増えて身体の冷えや血行不良になるなどの身体的ストレスも、自律神経の乱れに影響を与えると考えられています。

生活環境の変化

春は「新生活」がスタートする季節。自分だけではなく、周囲の生活も大きく変化することから知らず知らずのうちに緊張が続き、多くのストレスを感じることがあります。
他にも、体力面に自信がない方、花粉症やアレルギー体質の方、冷え性の方は身体的な負担が増える傾向にあるため、春バテの症状が出やすいでしょう。

日常生活で「春バテ」の対策をしよう

春バテを予防するには、身体をあたためて自律神経を整えることが大切です。ストレスを溜め込まないように、身体的・精神的にリラックスできる機会を増やしましょう。

【1】朝の日差しを浴びる

朝の日差しを浴びる
朝起きたらカーテンを開け、太陽光を浴びるようにしましょう。太陽の光を浴びるとセロトニンという物質が体内で分泌され、寝付きが良くなったり眠りが深くなったりなど、質の良い睡眠につながります。

【2】湯船に浸かる

眠る1~2時間前に、40度以下のぬるめのお湯に浸かりましょう。ぬるめのお湯で入浴することで副交換神経が活発になり、リラックスした状態で眠ることができます。
また、炭酸入浴剤を入れてゆっくり湯船に浸かるのもオススメです。毎日湯船に浸かる入浴が難しい方は、目元や首元をあたためるだけでもリラックス効果がありますよ。

【3】服装は気温に合わせて調節

春は日中あたたかくても夜冷え込むことが多く、気温差が激しい季節です。急な気温の変化にも対応できるよう、薄手の羽織ものがあると便利。冷え対策を行いながら、身体に掛かる負担をやわらげましょう。

【4】適度な運動をする

適度な運動をする日頃から適度な運動を心掛けることも大切です。例えば、普段より多めに歩く、ストレッチをするなど、少しずつで良いので毎日続けましょう。運動をすることでストレス解消の効果も期待できますよ。

まとめ

今回は、春に引き起こされる身体の不調「春バテ」についてご紹介しました。
春は気温の寒暖差や新生活をきっかけに、自分や周囲の環境が大きく変わる季節。そのため疲労感やストレスが溜まり、春バテと呼ばれるさまざまな身体の不調が表れやすいといわれています。
特に春バテは、体力に自信のない方、冷え性の方に起こりやすい傾向にあるため注意しましょう。もちろん、春バテは誰にでも起こりうる症状ですし、今回ご紹介した対策を実施して元気に春を乗り越えてください。

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